ゲーム会の主催をすることが多いプランナーの植田です!
夏にはゲストハウスを一棟貸し切って、泊りがけ飲みポーカー会を開催しました。
色んな人が一つの卓で、自由に会話しながら楽しめるところがポーカーの醍醐味ですね。
さて、そうしてゲーム会を開いていると、“初めてプレイするゲームのルール紹介” や “ゲームのコツを話す” 機会が多くなります。
そういった時に自分が気をつけていることを紹介していこうと思います。
【概要の伝えかた:基本ルールとゴール】
まず、そのゲームを何も知らない人には、簡潔に概要を伝えます。
大事なのは、どんなゲームなのかのイメージを共有し、参加者共通の目的意識をもってもらうことです。
そのためには、まず以下のことを伝えましょう。
- 世界観(または類似ゲーム)
- ゲームの流れ
- 終了条件(クリアや勝利条件、目指すこと)
最初に、世界観があるならそれで没入感を高め、無いなら似ているゲームを提示することでこの後の説明を頭に入りやすくします。
次に、ゲームの流れです。この時、セットアップは省いた簡単なゲームの起承転結だけにしておきましょう。それにより、“この後どれくらいの話を集中して聞けばいいか” がわかるので、聞き手の緊張感が和らぎます。
最後に、ゲームの終わりについて話します。これは “ゲームで目指すこと” を明確にするためです。これでゲームの楽しさである「◯◯を達成するためには……」を考える土台とします。
そのため、細かい点数計算や例外的な勝利条件に関しては省きましょう。
本格的なルール説明はこれらを話した後に行います。その後、実際にプレイしながらだったり、1ターンだけ試しにプレイしてみて巻き戻したりといったチュートリアルもあるといい感じです。
【聞き手のタイプ:知りたいことに合わせる】
基本のルール説明を終えた後に気をつけることとして、聞き手のタイプに合わせた情報を渡します。
これは主に話し手と聞き手のスキルに差がある時により注意するべきなのですが、聞き手が「知りたい」と思っていること以外は極力話さない方が良いです。
“知りたいこと以外の情報” を伝えすぎると、ゲームをやらされてると感じてしまったり、情報過多で混乱してしまうことが多かったりするからです。
- 自分で考えたい人:聞きたいことがあったらどうぞ、とだけ伝える
- コツだけ知りたい人:その場面でのセオリーと理由を教える
- 何をしたらいいのかわからない人:2つほど選択肢をメリットつきで教え、選んでもらう
といった感じで、反応を見ながら伝えましょう。
初心者にはまず “楽しんでもらう” ことが大事です。
【TIPSのタイミング:選択肢を増やしすぎない】
細かいルール説明や、プレイ中にテクニックを話す時ですが、この時に選択肢を増やしすぎないようにしたいです。
人間、選択肢が増えすぎると手に負えなくなり、考えるのを止めてしまいます。
特に、ゲームにハマっていない初心者はその傾向が強いです。
なので、例外的なルールや重要度の低いテクニックは説明を省き、質問がきたりゲームに慣れてきた段階で伝えると良いでしょう。
私は、上記の3つを念頭において初心者とゲームを遊ぶことが多いです。
また、ゲーム制作でチュートリアルを作る時にも、できるだけこういったことに注意しながら作ります。特に、デジタルゲームでは自分が隣で説明するわけにはいかないので、より気をつけなければいけませんね。
といったところで、今回の記事は終わりです。
みなさまも初心者を沼にハマらせてよきゲームフレンズをお作りください。では!