ボードゲーム紹介【フィット・トゥ・プリント】

アナログにはアナログの良さがある。
定期的にアナログゲーム会の主催もしています。プランナーの植田です。

初代CAPCOM製カタンから、かれこれ20年の趣味となっています。
長年のお気に入りもあれば、最近買って好きになったものもあります。

というわけで今回は、最近買って大好きになった「フィット・トゥ・プリント」の紹介です!


【フィット・トゥ・プリント】

プレイ人数:1~6人

プレイ時間:15~30分

推奨年齢:10歳~

 

 

【どんなゲーム?】
プレイヤーは新聞社の記者となり、記事を集め、紙面を作るパズルゲームです。
動物モチーフのアートワークと、リアルタイム制のシステムが魅力的!

【簡単なルール説明】

  1. 4分の制限時間内で……
    1. テーブル中央に山と積まれている記事などのタイルを取り
    2. 新聞の紙面に配置
  2. 1の出来栄えによって点数獲得
  3. 1~2を3回繰り返し、点数の高いプレイヤーの勝利!

【面白さについて】
細かい補足ルールはありますが、ゲーム進行がシンプルで遊びやすいです。
しかも、プレイ時間が短めなので、何度も遊びたくなっちゃいます。

では、どこがそんなに面白いのか? について、ポイントを紹介します!

《1.制限時間内での紙面づくり》
「1-A:記事タイルを取り → 1-B:紙面に配置」このアクションは「全員同時」に「制限時間内」で行わなければいけません。
しかも、紙面に配置し始めたら、再度記事タイルを取りに行くことはできません!
そう、取材から返ってきたらデスク上の記事を紙面に載せることしかできないのが、記者の宿命なのです……。

しかも、記事には“隣り合ってはいけない”タイルや、置き方によって点数が変わるものなど様々です。

  • 記事が足りず、紙面に空白ができても
  • ちょうど良い大きさのタイルが無くても
  • 好みの記事でなくても

制限時間がきたら新聞を発行しなくてはいけません。
「ああすれば良かった……!」という反省がダイレクトに響くので、「もう1回!」となりやすいです。

《2.アナログなプレイ感》

  • 山となった記事を取る
  • 集めたタイルを正しく点数が高くなるように配置する

どちらも自分の手を動かして、記事を整理しながらプレイするので、まさにアナログゲーム感がありとても好みです。

細かいルールとして「集めた記事は手元の机を模したボード上にしか置いてはいけない」ので、手元の机ボードに記事が山と積まれます。
これも想像の中の記者感があってとても面白いです。
また、“集めた記事の把握が難しい”こともゲーム性につながっているので、よくできたシステムだと思います。
(机の整理整頓が上手い人をゲームプレイのやりやすさに反映させるのは、アナログゲームならでは!)

《3.細かいジレンマが選択につながるゲーム性》
紹介した以外にも、「広告タイルは広告収入を得るが点数には影響せず、最後の点数計算時に広告収入が一番低いプレイヤーは点数によらず負けとなる」といったルールもあります。

  • 記事の取捨選択
  • 広告をどれだけ取るか
  • タイルの配置
  • 紙面作成の時間配分(早いほど得)

など、細かいジレンマがたくさんあります。

ただ、ジレンマ一個の悩みは少なくプレイ感の軽さへつながり、ストレスなく軽快に遊べるのが良いですね。

《4.カワイイ動物モチーフのアートワーク》
細かいところですが、優しいタッチで描かれたアートが愛らしいですね。
ゲームには直接関係ないですが、記事の見出しなどもよくできています。


といった感じのゲームです!
ルールは簡単だけどジレンマが多く、しかしプレイ感は軽快と好みのど真ん中でした。

点数計算だけが少し面倒ですが、その間に感想戦もできるのであまり気になりません。

こちら、プレイ人数も1~6人と幅広いのでオススメの一本です!
もし少しでも気になったら遊んでみてください。

それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!

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