【ボードゲーム部】MTG「デッキ紹介:霊気貯蔵器」

ボードゲーム部としてはかなり久々の投稿となります。

「イニストラードを覆う影」の紹介以降、なりを潜めていたのですが
もっと積極的に行く!と気持ちを切り替えていきます(笑)
こんにちは。オオカワラです。緑は5色でる色です。

今回もマジック・ザ・ギャザリング(以下MTG)について書きます!
2016年12月現在、最新のエキスパンション「カラデシュ」には、ユニークなカードが多く存在します。
(どのエキスパンションでもユニークなカードは存在しますが、今回は特に魅力的なのが多いと思います。)

その中でも奇特な存在の「霊気貯蔵器」のデッキを紹介。

reikichozouki

「50点のライフを支払う:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。霊気貯蔵器はそれに50点のダメージを与える」

なんと大味な能力でしょう!※注釈1
ライフを支払う必要があるのですが、なんと獲得できる術を「霊気貯蔵器」自身が持っている!
こんなロマン溢れるカードを基軸に作られたデッキがこちら

deck_reikichozouki(このリストはランカース内の有志がいい感じに作ってくれたデッキ分析ファイルです。※注釈2)

このデッキの勝敗は、「霊気貯蔵器」のライフ獲得手段である、
「あなたが呪文を1つ唱えるたび、このターンにあなたが唱えた呪文1つにつき1点のライフを得る。」
を利用して、「いかに多くのカードを同ターンで使用するか」にかかってきます。

また、キーパーツである「霊気貯蔵器」を手札に持ってこなければなりませんので、
まずは、
・「光り物集めの鶴」
・「禁制品の黒幕」+「予言のプリズム」or「金属紡績工の組細工」
でデッキが潤滑に動くようサポートします。頑張って「霊気貯蔵機」を設置してください!

tsuru_kuromaku

場に「霊気貯蔵器」が設置されたら
あとは、「いかに多くのカードを同ターンで唱えるか」です。

「いかに多くのカードを同ターンで唱えるか」

「軽マナ域のカード」「手札にどれだけ溜め込めるか」
とも変換できます。

「軽マナ域のカード」・・・。安ければ安いほど良い・・・ので!
「タダ」で唱えられる「骨の鋸」「聖戦士の盾」の2種類に白羽の矢が立ちます。

noko_tate

また、このデッキは稼働に必要なマナが少なく、多くても5マナ出れば十分なので、
土地をギリギリまで少なくしています。(手札に土地が多くあっても意味がない!※注釈3
少ない土地を呼び込む軽マナ呪文「霊気との調和」も入れちゃいます。

reikitonochowa

あとは、この軽マナ域のカードを「手札にどれだけ溜め込めるか」・・・。

そこで、このデッキならではのコンボになり、爆発力を発揮するカードが
「逆説的な結果」と「押し潰す触手」です。

reiki_combo

「逆説的な結果」は、自分の場に出ている土地以外のパーマネントを手札に戻しつつ、戻した分だけドローできるインスタント呪文。
・「骨の鋸」「聖戦士の盾」の「タダで唱えられる呪文」
・ゲーム開始から、「霊気貯蔵機」を場に出すために展開した「光り物集めの鶴」「予言のプリズム」「金属紡績工の組細工」
「霊気貯蔵器」以外、もう全部手札に戻しちゃいましょう。とんでもない枚数ドローできます。

手札に戻したカード+新たにドローしたカードが手札に溢れている状態になったら・・・
あとは50点に届くように呪文を唱えるだけ。

例として、
———————————————————————————–
1点のライフの状態で、「霊気貯蔵器」が場に出ている。
手札には「タダ」で唱えられるカードが4枚+「逆説的な結果」があります。

「霊気貯蔵器」のライフ獲得手段である、
「あなたが呪文を1つ唱えるたび、このターンにあなたが唱えた呪文1つにつき1点のライフを得る。」
この能力を覚えてますか?

手札の「タダ」のカードを4枚唱えます。(ライフ 計+10点)
「逆説的な結果」を唱えて、さっき唱えた「タダ」のカードと、それまでに展開した「霊気貯蔵器」以外のカードを手札に戻します。
さらに戻した枚数分ドロー!(ライフ 計+15点)

その後、マナが尽きるまで「光り物集めの鶴」「予言のプリズム」「金属紡績工の組細工」を唱えます。
マナが尽きたら、さっき回収した「タダ」のカードを唱えます。
最低でも4枚は確実に手札にあるので、唱えられるだけ唱えましょう。(ライフ 計+45点~)

10枚目の呪文を唱えたら計+58点!!
———————————————————————————–
「逆説的な結果」で「タダ」のカードをグールグルするだけで割と簡単に50点以上に到達します。
あとは対戦相手に50点ぶち込むだけですね!必殺の霊気を解き放ちましょう!!

「押し潰す触手」は、全ての土地以外の場に出ているカードを全て手札に戻します。自分のも相手のも。
更にこのカードには、「既に何かを唱えていたら」少ないコストで唱えても良い。ついでに8/8のタコを場に出していい。
という能力があります。

「既に何かを唱えていたら」
この部分がこのデッキにおいては非常に相性がいいのです。「タダ」のカードのおかげで。

分が悪くなったら場をリセット。ついでに8/8のタコを出す。
なんだったらこのタコでそのまま相手を殴り倒してしまいましょう。

基本的には、以上の内容がこのデッキの動きです。

あとは対戦相手に合わせて、
サイドボードからカードを入れ替えます。
・相手の展開が早く、たくさん小粒のクリーチャーが並ぶなら、「山」「光輝の炎」を。
・相手が青のコントロールなら、「否認」、「禁制品の黒幕」を。
・相手が黒でハンデスをしてくるようなら、「侵襲手術」を。
・相手が除去を大量に抜いていそうなら、「金属製の巨像」を。

コントロール相手にはどうしても厳しい戦いになってしまうデッキですが、
ロマンと夢で乗り越えてやりましょう!

プロツアーなどで似たデッキが有ります。ちょっとずつ個性が違いますので、興味が湧きましたら調べてみてください!

※注釈1:MTGでは、ゲーム開始時のライフは20点。50点はなかなか見る機会のない数字です。50点ダメージは超オーバーキルなのです!
※注釈2:カード名をリストに入れれば、コストが自動で入力され、コスト分布や、初手でどんな土地が手札に来るかを自動で算出してくれます。
※注釈3:土地カードは呪文ではないので、このデッキではあまり引きたくはないのです。

(Visited 784 times, 1 visits today)

コメント投稿は締め切りました。