Substance Painterでペイントしない

こんにちは。
ゲームグラフィッカーの藤井です。

いやぁ…暑いですね。

北海道出身の私にとってこの暑さ、何年住んでも慣れません…。
昔(少しの間ですが)住んでいた釧路というところは、夏でも20℃超えない日が珍しくなく、肌寒い中、夏を感じるため頑張って半袖を着てました…。

さて、色々なところで話を聞くようになって久しいSubstance Painter(以下「SP」)。
PBRで使用するテクスチャの作成が楽になるありがたいソフトですね。

弊社内でも使用率が高いソフトで、Substance Designerとは違うレイヤ構造などの概念があるため、Photoshopでテクスチャを作成していたグラフィッカーにとっても割とはじめやすいソフトなのではないかと思います。

Painter…という名の通り、ブラシでの3Dペイント機能なども豊富ですが、自分の場合は手描きが面倒なので作業者による品質・テイストのばらつきを抑え、かつより短期間で作成できるように、ブラシを可能な限り使わないフローが出来ないか考えています。

最近作ったものが稼働中のプロジェクトのものが多くなかなかお見せ出来ませんが…
例えば、こちらSPではお馴染みのMeetMatさん。

【ライティングなし・テクスチャのみの状態】でどれだけ陰影や光沢などを表現出来るか、息抜きにトライしてみました。
テイストによっては、このように全てプロシージャルに作成したテクスチャでもアリかもしれません。

これを詰めて量産のベースにしていけば、同じような質感のテクスチャをどんどん作っていけそうです。

ちなみに上記のMeetMatさんは、
・Ambient Occlusion
・Curvature
・ライト情報
などを抽出したレイヤまたはマスクをアンカーポイントとして設定して使いました。

「Substance Painter?物理ベースのシェーダー使わないから要らないよ~」なんて言い切っちゃうのも勿体ない…!

皆さんも是非色々と試してみてください。

暑い夏、海や山で遊ぶのもいいですが、
冷房効いた屋内でSubstancePainter(DesignerでもOK)で遊ぶのも楽しいですよ!!

 

 

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