若手社員が聞く!プログラマー Mさん編

どうも。デザイナーのオオカワラです。

“普段接点の少ないところを繋げてみよう”とふと思い立ち、今回は「若手社員が上司にインタビューしてみる」といった趣旨の記事を書きます。

今回の登場人物はこちら。

  • Kさん:若手プログラマー 20代前半 インタビュワー
  • Mさん:リードプログラマー 40代中盤 ゲスト

じゃあ早速いってみましょう~!


「まず、それぞれ簡単に自己紹介お願いします。年齢と役職あたりから」

Mさん「年齢はあまり覚えてないので40代中盤ってことで。一応プログラムのリードやらせてもらってます」

Kさん「僕の年齢は21歳で、役職はプログラマです」

Mさん「ダブルスコアだ(笑)」


Kさん「僕は今年入社2年目になるんですが、Mさんはランカースに入ってどれぐらいなんですか?」

Mさん「ランカースできて16期目にはいった?俺は立ち上げ初期からだね。」

Mさん「その頃は20代後半だったかなぁ。当時は全員が若かったから周囲の会社さんに可愛がってもらってた」

Mさん「学生の頃からだと、はじめはアルバイトでデバッグしてて、段々とプログラム書くことが出てきて、そのままプログラム続けてる」


Kさん「今はどんな仕事をされていますか?」

Mさん「いまだにコード書いているけど、マネージメントの比率がどんどん増えてきたな」

Mさん「人も多くなってきてプロジェクトの規模も大きくなったからマネージメントを優先してる」

Kさん「では、力を入れている部分などありますか?」

Mさん「エンジニア的には昔っから変わらなくて、一番基本的なことは”動かないことは絶対避ける”で、結局の所”ユーザー目線で確認する”ことを大事にしている」

Mさん「ただ、”ユーザー”の定義が難しくて、ゲームをプレイするお客さんももちろんユーザーだし、エンジニアにとってはクライアントもユーザーだし、例えば自分が作った関数をつかうエンジニアもユーザーだし……」

Kさん「定義が広いですね」

Mさん「そうそう。だからそのユーザーにとって何が必要なのか?今どのユーザーへの優先度が高いのかを常に考えながら仕事しないといけない」

Kさん「例えば、速度よりコードの可読性を優先する場合があったりすることがありますよね」

Mさん「そう。まぁエンジニアに限った話ではないけど、”どんな優先順位をつけるのか”がいつも優先されて、今どんな状況で、誰に向けてのタスクで、誰が関わっているか、誰に向けてのゲームなのか、とか毎回答えが違うからいつも考えることはとても大事で、エンジニアとしては”考えること”と”勉強していくことを止めないこと”がいちばん大事な仕事なんじゃないかな?」

Kさん「その辺は経験を積まないとですか?」

Mさん「それもあるよね。でもいつも考えていれば見えてくることだと思う」

Mさん「でもお前出来てないじゃんって言われることもいっぱいあるけどね(笑) 出来てないからこそ言えるのかもしれない」

Kさん「これから力をいれていきたいところは何かありますか?」

Mさん「もっとゲーム全部を見れるようになりたいね」

Mさん「今って作ってるゲームを見ようと思えば誰でも見れて、軽口も含めて口を出せる環境でもあるんだけど、出せるところは出していつつも、やっぱりどうしても自分のタスクやプログラマ陣のタスクを優先してしまって余裕がなくなってしまうことがある」

Mさん「まぁ、結局能力が高ければ出来ることではあるので、仕事をうまくこなして見れるようにしていきたいなっていうのがある。エンジニアとしてはやりたいことは他にもいっぱいあるけど、仕事としてはそこかな」


Kさん「すいません。逆になってしまうんですが、若手に聞きたいことってありますか?」

Mさん「何をやりたいかが一番聞きたい」

Mさん「どうしても個人のモチベーションに期待しちゃう部分がある、というかせざるを得ない部分があって、会社で仕事をしているだけでは到底覚えられないような事も多いから、どうしても自分で勉強してもらわないといけなくなるんで、結局好きで楽しんでやらないとついていけなくなる。 だからこそ、好きなことをやってほしいと思うし、好きなことをやらせたいなとも思う。 なので、やっぱり何をやりたいかが知りたい。」

Mさん「上司の前で”本当に何やりたいか”を素直に言うことは難しいと思うから、やっぱり”何をやりたいか”が聞きたい」

Kさん「”ちょっとやってみたい”ぐらいの興味でもアプローチしたほうが良いですか?明確な目標がはっきり決まっているわけでもなくて……」

Mさん「今は”これやりたい”で良い。いろんなことに手を出すことは大事で、手広くやれることは中小企業では強いし、何年後かに深堀りしても良いし」

Mさん「あとは……飲みに誘っていいか知りたい! 上司からお酒誘われてウザくないときを教えてほしい」

Kさん「お酒の席は好きです!お誘いの機会が少ないと”行かなきゃ”みたいな感じになるので気軽に誘っていただけると嬉しいです」

Mさん「そういった意味では、”定時少し前からプログラマで集まってご飯食べながら話す” とか良いと思うんだよね。月1とかで」


Kさん「最後に、今後の全体目標みたいなものはありますか?」

Mさん「色んな意味で生産性の高い開発を目指したいと考えてるよ。あとは……もっとクオリティの高いゲームを作っていけるようになりたい」

Mさん「世間的に競争力のあるゲームを出していきたいよね。単純にそうじゃなきゃ生き残れないし」

Mさん「そのためにはいい人材が必要で、そのためには社員の待遇が良くないといけないし、今いる人達のレベルアップも必要だし、人のマネージメントがもっと上手くなければならないし、そういうところで良いモノを作るにあたっての会社としての全体のレベルを上げたいと思っている。

Kさん「すべてが課題みたいな感じなんですね」

Mさん「どうすればいいかっていうのは難しいんだけど」


改まって話をする場を設けてみると、普段の会話では聞かないような内容がバシバシ出てきました。

個人的に聞いているだけで面白かったので、機会をつくってデザイナかプランナバージョンもやってみたいと思います。

では!

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