ゲームとランダム

最近、出番が多いプランナーの植田です。
アクシデントでブログ記事のストックが少なくなったようです。
ミンナニハナイショダヨ。

皆様は “運ゲー” という言葉は聞いたことがありますか?
「(技術が要らず)運で勝敗が決まるゲーム」という意味で、ネガティブな意味で使われています。

私も大なり小なり「運ゲー否定派」だったのですが、最近カジノに行って「ランダム性」もゲームとしての “面白さ” になると実感しました。

というわけで、『ゲームとしてのランダム性』について考えをまとめました。
備忘録的な内容ではありますが、ご容赦ください。


【対人ゲーム】

将棋やチェス、囲碁のようなランダム性が無いように見えるゲームでも、
対人ゲームであれば『対戦相手の選択』がランダム性のようになると考えられます。

もちろん最善手を選択し続ければ、行動が読めてランダムでは無くなりますが……。
最善手の選択が十分に難しければ、“行動が読めなくなり”ます。

また“相手の行動を読んでいる” 時点で、ゲームとしての遊びは達成されているので大きな問題ではありません。
私が対人ゲームを好むのも、この辺りに面白さを見出しているからだと考えます。


【ランダム性が先にくるゲーム】

ランダムな入力があり、出力に自分の選択肢があるゲームです。
例えば、麻雀が当てはまります。
(引いた牌はランダム であり 捨てる牌は選択 である)

これらは「起こった事に対して利益が最大になる」ように考える所にゲーム性があります。


【ランダム性が後にくるゲーム】

入力は自分の選択であり、出力はランダムなゲームです。
例えば、ゲーム中の命中率が当てはまります。
(選択した命中率の武器 が 当たるかはランダム である)

これらは「利益が最大になる選択肢」を考える所にゲーム性があります。


【ランダム性は先か後か】

ランダム性が先だと、それに対応する選択肢を “考える” 余地が大きくなり、ゲームを自分でコントロールしている感覚になると思います。
反面、ゲームとしては実力差が大きく出てしまいそうです。

ランダム性が後だと、必ずしも思った通りにならないので “運ゲー” 感が強くなります。
とはいえ、パーティゲームの場合は、結果が大きくブレるので盛り上がりそうです。

もちろん、ランダムの幅によって手触りが変わっていきますが、
ランダム性をゲームのどこに置くかで根本のプレイ感が違うものになります。


というわけで、今回は “ランダム” について考えてみました。

デジタルなゲームは乱数があるのであまり意識はしませんが、
アナログなゲームはランダムをゲーム性に上手く取り入れたものも多いですね。

なので、次回はアナログゲームの話にしようかと思ってます。
ただし、予定は未定……! それでは、また!!

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