高畑勲展へ

デデン!こんにちは、オシノです。

というわけで、東京国立近代美術館にて開催中「高畑勲展」に行ってきました!

高畑勲さんは『母をたずねて三千里』や『平成狸合戦ぽんぽこ』など多くの作品を演出、監督として手がけられていて、特に子供のころに観た『火垂るの墓』は今でも深く心に刻まれている作品の一つです……!

展示会では『未発表作品』から『かぐや姫の物語』まで、さまざまな作品の企画書や設定資料、絵コンテなどが展示されていました。『ドラえもん』のアニメ企画書もあり、本当に多くの作品に携われていたのだと驚かされました。

特に印象的だったものが、手書きで書かれた大量のアイデアメモ。人物ひとり一人、それこそ名前のない村人まで、どのような人物で、どういった暮らしをしているかなどなど……こういったことが説得力のある世界観、ドラマへと繋がっているんだなと感じました。時間もなく、すべてを確認できなかったのが残念です……!

テンションチャートと呼ばれる資料は、物語の進行による登場人物の感情の起伏、人間関係の相関図などを視覚化し、スタッフ全員で共有するというものでした。アニメーターひとり一人の作品に対する理解度を高めて制作を進めていく……ゲーム開発にも重要な考え方ですね。

ジオラマをパシャリ。みなさん足を止めて撮影をしていました。

『アルプスの少女ハイジ』コーナーにも多くの絵コンテが展示されていたのですが、その一つに「絵コンテ 富野喜幸」を発見!(『機動戦士ガンダム』などで知られる富野由悠季監督ですね)絵コンテの作成をされていたのは知っていましたが、まさかこの展示会で見れるとは……ひとり大盛り上がりでした

二時間半ほど見て回りましたが、すべての資料に目を通すことは出来ませんでした。それほど多くの貴重な資料が展示されています。10月6日まで開催されているようですので、少しでも気になっている方はぜひ行ってみてください!

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